和名 : カラスザンショウ
科名 : ミカン科
学名 : Zanthoxylum ailanthoides
英名 : Japanese Prickly-ash
分布 : 本州〜九州・沖縄、
台湾、朝鮮半島、中国


 「カラスザンショウ」(烏山椒)は、海岸沿いから山林、身近な空き地など、陽の当たる場所で、普通に見られる落葉高木。

 カラスザンショウの幼木や若木は、樹皮の表面に、痛そうな「刺トゲ」をまとって、外部からの「食害」に備えています。

 「刺」によって、食べられないように「被食防衛」(物理的防衛)をする樹木は、大きく育つにつれて、「刺」が目立たなくなってゆきます。カラスザンショウも、逞しく育った個体の幹表面は、「鋭い刺」がなく、刺の台座の痕だけが、「こぶ状」に残ります。

 カラスザンショウの葉は、大きな奇数羽状複葉で、揉むと独特な甘い香りがします。学名の種小名の由来は、「ニワウルシの様な」を意味しています。似てますよね。(^-^=

 名前の由来は、薬味などに利用する「山椒」と比べて、役に立たない為、或いは、カラスが本種の果実を好むから等など、諸説あります。


平成18年7月24日・20年11月  南房総、上野公園、小石川植物園、
東大本郷キャンパス、他
撮影者:梅本浩史
カラスザンショウ
カラスザンショウ  樹皮
カラスザンショウ 葉



   刺の痕は、こぶ状になって、樹皮に模様を作る。
     葉っぱは、アゲハ蝶の仲間の幼虫が好む。
カラスザンショウ 花
カラスザンショウ 実

晩秋、カラスザンショウの果実を、とても嬉しそうに運んでゆく「カラス」を、何度か目撃した事がある。

カラスザンショウ 枝ぶり

中国では、「食茱萸」と書き、漢方としても利用される。


7〜8月頃に、黄緑色の花を密に咲かせる。雌雄異株。

  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「カラスザンショウ」