和名 : ラクウショウ (落羽松)
別名 : ヌマスギ (沼杉)
中国名 : 落羽杉
英名 : Swamp Cypress、Baldcypress、
Bald Cypress

学名 : Taxodium distichum
科名 : ヒノキ科(スギ科)
分布 : 北米南東部、メキシコ原産


 「ラクウショウ」は、北米原産の「落葉性」の針葉樹。原産地では、樹高30~40m以上に達しますが、日本では、20mほどに成長します。亦、成長の早い樹木でも知られます。

 よく似た「メタセコイア」とは、細長い葉が、羽状に付く「短枝」の付き方で、区別が付きます。例えば、茶褐色の硬い「長枝」に、短枝が「互生」(互い違い)に付いていれば、ラクウショウ。もし、短枝が「対生」に付いていれば、メタセコイアですよ。


 ラクウショウの根元周囲には、「気根」の一種である「膝根」(しつこん)が見られるのも、大きな特徴です。此れは、土中の酸素が不足する様な水質地で、生育する為の工夫なんです。(^_^=

 ラクウショウは、季節の移ろいと共に、芽ぶき・深緑・紅葉、落葉...と、其の表情を、次々に変化させてゆきます。雄々しくて、とても美しい針葉樹ですね。


平成15年6月・21年12月 新宿御苑、小石川植物園、
皇居、京都府立植物園、他
撮影 : 梅本浩史

ラクウショウ 樹形

初夏、新緑を迎えた「落羽松」の清々しい姿。

ラクウショウ 樹皮
ラクウショウ 気根
 此の「膝根」が群れて出ている姿は、とても人目を惹く。
ラクウショウ 紅葉
ラクウショウ 球果
若い球果は、硬いゴムの様で、傷付けると香りがする。
ラクウショウ 気根 ラクウショウ  球果と樹脂

直接 触ってみると、とても硬くて、ちょっと冷たい感触。


球果は、褐色に熟すと崩れ、中の種子と樹脂がこぼれる。

ラクウショウ 気根

淡水の河辺や沼地、湿地等では、土中に「酸素」が少ない事から、根元の周囲に「膝根」と呼ぶ「呼吸根」(気根)を発達させる。

「メタセコイア」と同じく、落葉時には、短枝ごと「落枝」して、周囲一面に堆積する。ラクウショウの葉っぱは、若干、繊細な印象。

  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「ラクウショウ」