比較的、背丈の低い木で、枝張りのある樹形となる
 


 
↑ 本州〜九州、朝鮮に分布する「クロミノサワフタギ」 果実は光沢があり、とても美しい「瑠璃色」をしている
 和名 : サワフタギ

学名 : Symplocos chinensis var. leucarpa
科名 : ハイノキ科
分布 : 北海道・本州〜九州、朝鮮、中国


「沢蓋木」(サワフタギ)は、文字通り「沢を蓋ぐ(ふたぐ)木」。

 まだ農大へ通っていた頃、群馬の山中で、沢を蓋ぐ様に繁っている姿を、林弥栄先生の教え子である西田先生に、はじめて教えて頂いた。当時の事を、今でも懐かしく思い起します。

本種は、「ニシゴリ」、「ルリミノウシコロシ」の別名を持ちます。
「錦織木(ニシゴリ)」とは、「灰の木(ハイノキ)」と同じく、材の灰汁を用いて紫色の媒染剤に利用した事に由来します。

 「瑠璃実の牛殺し」(ルリミノウシコロシ)とは、秋になる実が「瑠璃色」をしており、また材が硬いので「牛の鼻輪」に用いて、「牛の動き」を殺した(制御した)ことに由来します。

 材は、器具材・ツゲ材の代用になり、用途も広い樹種です。山地性ですので、沢を歩く際は、本種を思い出してみて下さい。(^-^)


平成13年5月・20年 小石川植物園、自然教育園、他
撮影者 : 梅本浩史