和名 : ハクウンボク (白雲木)
別名 : オオバヂシャ
中国名 : 玉鈴花
学名 : Styrax obassia
科名 : エゴノキ科
分布 : 北海道〜九州、
朝鮮半島、中国


 ハクウンボクは、北海道の南部〜九州にまで、広く分布する落葉高木。

 よく、街路樹や庭公園樹としても植栽されますから、お馴染みの花木ですね。花を見ると、エゴノキの仲間であることが、よく理解できます。(^_^=)

 材も、エゴノキと同じく、緻密で堅く、加工し易い特徴があります。其の特徴から、彫刻材とされ、将棋の「駒」、「コケシ」、和傘の先端「ロクロ」の部分にも用いられます。

 果実は、主に鳥類による「摂食散布」によって、分布を広げてゆきます。昔は、この種子からも、「蝋燭の原料」となる「油」が採られていたそうですから、驚きですね。(^.^-)


平成17年4月29日・21年6月3日 木場公園、札幌市内、他
撮影者:梅本浩史



白雲木の街路樹 : 札幌、赤レンガ庁舎近く  
 

棚引くように咲く、芳しきハクウンボクの白い花。この時期を迎えると、温厚なクマバチなどが、よく飛来してくる。

札幌市内では、東京の近郊よりも、一か月ほど遅れた5月末から6月上旬に、満開を迎えます。



樹皮の表面には、浅い線状の裂け目が、縦筋のように入る。成長と共に、幹自体が「隆起」してくるのも特徴。


葉っぱは、広楕円形で、かなり大きい。葉の上部に、粗い鋸歯が付く事も多い。若葉には、褐色の星状毛が目立つ。

花は合弁で、エゴノキの白花にそっくりだが、ハクウンボクの白花は、「総状」に連なって咲く。(総状花序)


古都・鎌倉に佇むお寺の境内には、ハクウンボクがよく植えられている。落ち着いた雰囲気に、この白花は、とても映えます。


ハクウンボクの実は、エゴノキの実よりも、ずっと大きくなる。中国名の「玉鈴花」とは、この鈴なりの実の様子からであろうか。


  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「ハクウンボク」(白雲木)