和名 : エゴノキ
別名 : ロクロギ、チシャノキ、
チサ、ヤマヂシャ
学名 : Styrax japonica
英名 : Japanese snowbell (tree)
科名 : エゴノキ科
分布 : 北海道〜沖縄、
朝鮮半島、中国


 エゴノキは、北海道の南西部〜沖縄にまで、広く分布する落葉樹。造園樹木としても、よく公園や庭木などに利用されます。

 此のエゴノキの「名の由来」は、果実に「サポニン」が含まれる為、口に入れると 「えぐい」(えぐみがある)ので、此れが「エゴイ」に転訛したとする説が、一般的ですね。(^_^

 此の「えぐみ」の成分でもある、「エゴサポニン」は、洗剤として用いられた他、「川魚」を麻痺させる効果があり、「魚毒」として用いられたとも云われます。

 中国南部や、東南アジアには、エゴノキ科の仲間の「アンソクコウノキ」(S. benzoin)なども分布しています。

 此の「アンソクコウノキ」の樹幹から採れる「樹脂」は、香料成分や殺菌作用などを持つ、有名な「安息香」の原料となります。


平成17年5月10日・21年5月12日 木場公園、小石川植物園、他
撮影者:梅本浩史

とても清々しい印象の白花を、下向きに咲かせる。雑木林や里山などで、よく見られる樹木。開花すると、周囲が明るく華やぐ。



葉っぱには、低い鋸歯が並び、葉裏には「星状毛」が見られる。亦、「エゴノネコアシ」と云う、「虫こぶ」がよく観察できる。

此の「虫こぶ」は、「エゴノネコアシアブラムシ」によるもので、冬〜春は、此の中で過ごす。温かくなって来ると、先端が裂けて、

外界へ飛び立ってゆく。夏は、イネ科のチヂミザサ、アシボソ等で過ごし、秋になると、エゴノキへと戻ると云う、不思議なサイクル。


関東では、ぼちぼち暑い日も出てくる5月頃、一斉に開花する。普通、花柄は「淡緑色」だが、赤みを帯びる物も見られる。


エゴノキの果実は、熟すと果皮が裂けて、中から褐色の種子が露出する。此の「果皮」には、「エゴサポニン」が含まれる。


エゴノキのアカバナ品種も、よく植栽される。とても愛らしい薄紅色の品種、「ピンクチャイム」(Pink Chimes)等がある。'
  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「エゴノキ」