和名 : カナウツギ
別名 : カナギ、ヤマドウシン
科名 : バラ科
学名 : Stephanandra tanakae
分布 : 本州(関東〜中部地方の太平洋側、
日本海側の一部)


 「カナウツギ」は、本州の富士山周辺や箱根、丹沢などで見られる、少し珍しい落葉性の低木。富士箱根地方に見られる「フォッサマグナ要素」の植物の一つです。

 同じバラ科の「コゴメウツギ」によく似ていて、根元から細い茎状の幹を、弓状に立ち上げます。全体的には、やや大柄な感じで叢生します。
 
 葉の大きさや形状は異なりますが、花の様子はコゴメウツギに、とてもよく似ていますよね。(^_^

 バラ科に属していて、「ウツギ」と名前が付くものは、とても少なく、コゴメウツギ属の「カナウツギ」、「ナカツカナウツギ」、「コゴメウツギ」や其の変種である「シマコゴメウツギ」等でしょう。

 カナウツギと、コゴメウツギとを見比べてみると、形態上の差異や変化が見られます。
此れは、富士火山帯など、「火山帯」によって齎された「形態変化」や、「環境適応」だと考えられます。


 
平成20年5月27日・30日  小石川植物園、神代植物公園
撮影者:梅本浩史
 

 カナウツギは、コゴメウツギより大柄な円錐花序を展開


↑ 「カナウツギ」の葉柄と枝との付け根には、「托葉」がある。細い幹や枝は、弓状に大きく湾曲し、先端は垂れ下る。


↑ 上の画像2枚は、「コゴメウツギ」の花の様子。カナウツギよりも、小さくまとまって咲く。

  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「カナウツギ」