緑の絵画館   
和名 : イワガラミ
科名 : アジサイ科(旧 ユキノシタ科)
学名 : Schizophragma hydrangeoides
分布 : 北海道〜九州、朝鮮半島


 「岩絡み」(イワガラミ)は、「ツルアジサイ」によく似た蔓性の落葉木本。「ツルアジサイ」と違う点は、周囲の白い「装飾花」が1枚だけという点と、樹皮が滑らかで、皮目が目立つ点。そして、葉縁部の鋸歯の数が20以下と少ない点などが挙げられます。亦、葉を揉むと、非常に「青臭い」のも、特徴の一つでしょう。

 本種は、冷涼な山地の林縁部や岩場に絡み付いたり、森の樹木が倒れて明るくなった場所(ギャップ)などで、周囲の木々に「気根」(きこん)を出して絡み付きながら、逞しく、上へ上へと成長して行きます。

 梅雨から夏に掛けて、遠くの山林を眺めていると、背の高い樹木の幹を、飾り付けるように「白い花」が付いてる姿を目撃します。此れは、きっと 「ツルアジサイ」か、「イワガラミ」の花。または、開花時期を迎えて、白〜く色付いた 「マタタビ」の葉っぱだと思いますよ。 (^_^)

 富士山周辺の森で、「ノリウツギ」が満開を迎える頃、此のイワガラミの花は、いよいよ終盤を迎えます。

H13年6月3日・19年 山梨県河口湖、小石川植物園、他 
撮影者:梅本浩史


 

↑ 周囲の装飾花は一枚。中心に、両性花が集まる



↑ こちらは、富士の樹海で、赤松によじ登る岩絡み


  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「イワガラミ」