和名 : クロヨナ
方言名 : ウカファ、ウカバ
科名 : マメ科
学名 : Pongamia pinnata
 (syn : Millettia pinnata
分布 : 奄美大島以南〜沖縄、
台湾〜東南アジア〜オーストラリア、他


 「クロヨナ」は、沖縄方面へ旅すると、普通によく見られるマメ科の常緑樹のひとつ。海外では、樹高15〜25mくらいに成長します。

 沖縄方面では、町の植栽や並木などにも利用されます。花色が非常に愛らしく、花数も大変多い事から、私も好きな樹木です。


 海辺の近くで、海岸林を構成している事も多い、とても逞しい樹木です。葉は、奇数羽状複葉で、潮風や強い陽射しに備えて、表面に光沢があり、葉質もしっかりしています。

 和名の由来は、樹皮が黒っぽい事と、ユナ(沖縄)に生えている事から、「クロユナ」と呼んだものが訛って、クロヨナになったと云われます。

 種子からは、薬用にもなる「油」が採られ、また、枝葉は潰して田畑の「肥料」(緑肥)として利用されて来ました。


平成15年10月16日  沖縄県・宮古島、他
撮影:梅本浩史
クロヨナ

クロヨナの豆果は、扁平で堅く、そのままの状態で海流にのって分布を拡げる。「海流散布型」(水散布)の種子である。

クロヨナ

クロヨナは、「春」と「秋」の2度開花する。風化した琉球石灰岩の上で、大きく逞しく育つ姿も見られます。