花後の実には、柔らかい髭状の毛が密生する   とても愛らしい花冠で、内側は網目模様となる
  葉は「対生葉序」で、葉先は尾状に細長く尖る    花は白色〜淡いピンク色で、先端が5裂する
 ↑ 入口の小屋根で、魔除けや厄病を祓う鐘馗さん   ↑ 京都の「京町家」では、鐘馗がよく飾られる
   緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「ショウキウツギ」
和名 : ショウキウツギ

科名 : リンネソウ科 (旧スイカズラ科)
学名 : Kolkwitzia amabilis
分布 : 中国原産


 「鐘馗空木」(ショウキウツギ)は、漏斗状の花冠の付け根が、マフラーのような毛で被われる、小さくて清楚な花。

 風香る初夏の陽気の下、強い陽射しを浴びながら咲き誇る花姿には、思わず うっとりしてしまいます。(=^-^=

 「鐘馗空木」は、果実に密生する「ひげ状」の毛を、「鐘馗」が蓄える立派な「髭」(ひげ)に見立てたもの。

 「鐘馗」(しょうき)とは、西日本によく見られる民俗信仰のひとつで、悪鬼を食べる「厄病除け」の神さま。一説には、唐代の中国に実在した人物であるとも伝えられます。

 京都の味わい深い町並みを散策していると、ふっと、門戸の小屋根の上に、立派なお髭と剣を持った「瓦人形」を見掛けます。母屋の大屋根の方では、「鬼がわら」が睨みをきかせます。

 皆さんは、この瓦人形に親しみを込めて「鐘馗さん」と呼んではりますよ。(^_^


H19年5月・20年3月 京都市内、小石川植物園、他
撮影者:梅本浩史