和名 : モクゲンジ
別名 : センダンバノボダイジュ
学名 : Koelreuteria paniculata
英名 : Golden-rain tree 、Varnish tree
科名 : ムクロジ科
分布 : 本州(主に日本海側)〜九州、
朝鮮半島、中国


 モクゲンジは、本州の日本海側に、稀に分布する落葉高木。

 本種は、「センダンバ(ノ)ボダイジュ」(栴檀葉菩提樹)と云う呼び名でも知られています。此れは、葉っぱの感じが 「センダンの葉」に似ていて、種子は「菩提樹」のように、「数珠」に利用する事に由来します。(^-^

 此の「モクゲンジ」と云う、一風変わった「呼称」は、元々、中国の「本草綱目」に、「木患子」と記されていた「ムクロジ」の木の名前を、誤って本種に充てて、其のまま「日本語読み」した為と云われます。

 中国では、「欒樹」、「木欒」、「石欒(樹)」、「燈籠樹」などの名前が用いられています。此の中の「燈籠樹」とは、果実が 「中國燈籠」の姿に似ている事から付けられました。

 日本では、青森県弘前市の「向外瀬のモクゲンジ」や、菅原道真ゆかりの寺・大阪府藤井寺市の「道明寺のモクゲンジ」などは、かなりの古木で知られ、亦、山口県光市の「牛島のモクゲンジ群落」には、約3500本の大群落が見られますよ。(^_^=


平成21年6月30日・8月9日 皇居、札幌市・豊平公園、他
撮影者:梅本浩史
モクゲンジ
モクゲンジ

英名の「Golden rain tree」とは、よく云ったもので、盛りを過ぎた「黄色い小花たち」が、まるで「雨の様」に舞い降りてくる。

中国では、古くから墓地や寺院の境内などに、よく植えられた樹木の一つ。日本の本種は、帰化・逸出したものとの見解もある。



モクゲンジの新芽は、やや赤みを帯びる。奇数羽状複葉で、葉縁部は、粗い欠刻状の鋸歯が並ぶ。葉裏は、有毛。


モクゲンジの花は、繊細な美しさがある。近縁種の中国原産 「オオモクゲンジ」は、小葉がやや大柄で、鋸歯のない全縁。

亦、モクゲンジの花期が、7〜8月なのに対して、オオモクゲンジの花期は、9月頃とやや遅い事から、容易に区別が付く。


モクゲンジの果実は、果皮が3片合わさって、「袋状」になっている。中に、黒色の種子が入っており、数珠などにも加工される。


モクゲンジの若い樹皮には、「皮目」が密に見られる。成長に伴って、縦方向の「浅い裂け目」が入ってくる
  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「モクゲンジ」(センダンバノボダイジュ)