和名 : クロガネモチ (黒鉄黐)
中国名 : 鐵冬青、白沈香、
白銀香、馬口樹、他
英名 : kurogane holly
学名 : Ilex rotunda
科名 : モチノキ科
分布 : 本州(茨城・福井以西)〜九州・沖縄、
韓国、台湾、中国、インドシナ


 クロガネモチは、庭公園樹や街路樹として、広く植栽される身近な常緑高木。濃い緑の葉と、やや白っぽくて、滑らかな幹肌が特徴です。樹高は、15m以上にも育ちます。

 クロガネモチの樹形は、直幹型(幹が、真っすぐに伸びる)で、大枝は、水平方向に伸びる性質があります。


 名前の由来は、若い枝(本年枝)や葉柄などに見られる「黒紫色」の特徴を、「黒鉄」(くろがね)に見立てたもの。葉っぱや枝は、無毛ですよ。(^_^-

 クロガネモチが、街中の植栽としてよく見られるのは、排気ガス・大気汚染、潮風などの「環境圧」に、耐性を持つからです。

 亦、耐火性・防火性・耐震性を持つ事から、生垣などにも利用されていますよ。(^_^=

 
平成18年6月10日、10月23日  小石川植物園、
潮風公園、木場公園、他
撮影者:梅本浩史

クロガネモチ 樹形

クロガネモチ 樹皮
クロガネモチ 果実

果実が無数に生った姿は、非常に美しい。葉も常緑性で、名前が「金持ち」に通じる事から、金運や出世の「縁起木」とされる。

都市部の緑化に多用される造園木だが、成長すれば「高木」になる為、狭い場所への植栽には向かない。

クロガネモチ 本年枝

葉の表面は、「クチクラ層」が発達している為、光沢を帯びる。本年枝や葉柄が、濃い紫色となるのが特徴。葉縁は、全縁。

くろがねもち 雌花 クロガネモチ 雄花

雌雄異株。左の「雌花」には、中央に「柱頭」が目立つ。右の「雄花」は、ヒトデのように尖った形で、「雄しべ」が5〜6本付く。

クロガネモチ 実 クロガネモチ 樹冠

真っ赤な果実は、野鳥によって「摂食散布」されやすく、実生で生えてくる事も多い。老木では、壮大な樹冠を形成する。

  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「クロガネモチ」