和名 : カキノキ (柿の木)
中国名 : 柿、柿子、柿子樹
英名 : Japanese Persimmon , Kaki Persimmon
学名 : Diospyros kaki
科名 : カキノキ科
分布 : 本州〜九州、韓国、中国


 カキノキは、東北から九州にかけて、広く栽培される落葉性の果樹。「秋の味覚」としても、有名ですね♪ (^-^

 柿の起源は、元々から日本にあったものとする説と、中国から朝鮮半島を経て、古い時代に日本に渡来したとする説があります。

 中国では、かなり古い時代の遺跡から「柿の種」が出土していますが、日本では、縄文・弥生以降の遺跡から、出土数が徐々に増えてゆく傾向にある、とも云われます。

 柿には、「甘柿」と、「渋柿」の区別がありますが、渋が強い「渋柿」も、実が柔らかくなるほど「完熟」したものは、甘く食べられます。美味しい「干し柿」も、「渋柿」を用いますね。(^_^-

 流通する柿の中には、アルコールや炭酸ガス等を用いたり、凍結させたりして、「渋み」を抜いたものも多くあります。

 最近の都会に住む、飽食暖衣な若い世代には、此の「柿」を食べる習慣が薄れていて、中には「果物」と云う認識すら無い人まで増えているようです...。(-_-;

 
平成20年5月11日・10月10日  大横川親水公園、
都立薬用植物園、他
撮影者:梅本浩史

柿の木 (カキノキ)

柿の木 (カキノキ) 樹皮
カキノキの樹皮は、幹の成長につれて、独特な「ひび割れ方」を示す。枝は、登ると「折れやすい」ので、注意しましょう。
柿の木 (カキノキ) 雌花 柿の木 (カキノキ) 雄花

雌雄同株なので、雌花(左)と、雄花(右)が、一本の同じ木に見られる。新しい枝先で、下向きに咲く為、目立たない。

柿の木 (カキノキ) 果実

甘柿(完全甘柿)の品種「次朗」(左)。橙色に甘く熟す頃、鳥たちがつっついてしまい、形が崩れたり、落ちてしまう事も....。(涙)

「会津身不知」は、絶品とも云える甘い柿だが、元々は「渋柿」(不完全渋柿)なので、「焼酎」にさわす事により、渋みを抜く。

柿の木 (カキノキ) 雄花

カキノキの花は、「雄花」を観察すると、「合弁花」である事が、ひと目で判る。
カキノキの紅葉 柿の木 干し柿

渋抜きとは、渋みの成分「シブオール」(タンニン)が、「不溶性」となる事で、味覚に「渋み」を感じさせなくする処理のこと。

実際には、「シブオール」は抜けないで、そのまま果肉の中に含まれるが、口の中の唾液に溶け出さない性質となっている。

柿の葉鮨 柿の葉鮨

和歌山の橋本や、奈良の五條などでは、「柿の葉」も多く栽培される。葉っぱで包んだ押し鮨、「柿の葉ずし」は、とても有名。

  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「カキノキ」