和名 : ホウガンノキ( 砲丸の木)
科名 : サガリバナ科
英名 : Cannonball Tree
学名 : Couroupita guianensis
原産地 : 熱帯アメリカ等


 ホウガンノキは、主に熱帯アメリカ原産の 30mにも育つ高木。熱帯アジアでは、庭公園や寺院などで多く見掛けます。此の木、「幹」から「花茎」を伸ばし、其処に「花」や「実」をつける、いわゆる「幹生花(果)」を付ける仲間。正確には 「幹」から直接 「花枝」を付けるタイプの植物です。

 熱帯では、様々な木々が高さを競い合い、密集して生える特徴があります。日本の木は、「枝先」に花を付けて、受粉してくれる昆虫や鳥類などを待つスタイル。でも、熱帯の森では、遥か高い所で、密生した細い「枝先」よりも、「幹」周辺にやってくる生き物を利用する方が、「効率」が良いのでしょう。

 名の由来は、「果実」が「大砲の玉」のようなので、「砲丸の木」と呼ばれます。此の実は、食べられるようですが、一度「熟す」と非常に臭いそう...。でも、ちょっとだけ嗅いでみたいですね。(^-^;)

 タイや、カンボジアを訪れた際、其々の国の人に、此の木は「仏教聖樹」のひとつ、「サラノキ」だと教わりました。しかし、お釈迦様の入滅に関わった木は、フタバガキ科の植物で白い花を咲かせます。

 きっと、日本の「シャラノキ」と同じで、真正サラノキの「代替植物」として、大切にされて来たのでしょうね。(^-^)


平成19年10月 カンボジアにて  
撮影者:梅本浩史
ホウガンノキ 花

ホウガンノキ  チェンマイにて

   緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「ホウガンノキ」
   緑の絵画館