和名 : クサギ(臭木) 
科名 : シソ科(クマツヅラ科)
学名 : Clerodendrum trichotomum
分布 : 北海道(南部)〜九州、
朝鮮半島、中国


 「クサギ」(臭木)は、山林や里山などの林縁で、普通に見られる落葉樹です。

 クサギは、其の名前の通り、枝葉に「独特な臭気」がある事から、此の名が付けられました。実際に「葉っぱ」を揉んでみると、なかなか臭いです。(^_^;

 暑い最中に咲く、涼しげな白い花は、とても甘い香りを出すので、蜂やハナムグリ、蝶たちが、沢山訪れます。尚、中国では、「海州常山」や、「臭梧桐」などと書き、茎や葉を「生薬」として利用します。

 此の花が終わって、秋を迎える頃に、ふっとクサギの木を見て見ると、なにやら「派手めな色彩」の果実が、目に留まります。

 極端に目を惹く、対照的な2色の果実は、野鳥の食欲を刺激し、食べさせる事で、種子を遠くまで運ばせようとする「仕掛け」なのです。(鳥被食散布)

 此のように、2つの対照的な色彩で、視覚的にアピールするものを、「二色効果」と呼んでいます。(^-^


平成15年10月8日・20年7〜8月  木場公園、新宿御苑、他
撮影者:梅本浩史


  クサギは、山野から近くの空き地などにも見られる。
   林縁などにも、よく生える「パイオニア・プランツ」。
   果実は、染料としても用い、「臭木染め」となる。

クサギの果実は、「二色効果」で、極端な色彩を放つ。


7〜9月頃に咲く白い花は、甘〜い芳香を漂わせる。

  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「クサギ」