↑  広い扇状の樹形で、遠くからでもよく目立つ

↑ 幹や大枝は、よく分岐して幅のある姿のものも多い
   緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「エノキ」
  緑の絵画館   
和名 : エノキ (榎)

科名 : アサ科(ニレ科)
学名 : Celtis sinensis
分布 : 本州~九州、中国南部、朝鮮、
タイ、ベトナム、他


 「榎」(エノキ)は、枝張りのある樹形と、どっしりとした逞しい幹が魅力の落葉樹。野鳥たちがよく集まり、「ヤドリギ」の寄生した姿が、よく見られる樹種の一つです。

 江戸時代、エノキは「街道」沿いの「一里塚」によく植えられて来ました。これは、旅人の「目印」になると共に、街道を行き来する人々に、夏の暑さを避ける為の「緑陰」(木陰)を提供する役割を担います。

 漢字で「榎」と書きますが、この「木」と「夏」が合わさった文字は、中国から伝わったものではなく、日本で作られた「和製漢字」(国字)に当たります。上記の事柄から、「夏に日陰を提供する木」と云う特徴を、物語っている漢字とされます。

 エノキの「葉っぱ」は、日本の国蝶である「オオムラサキ」とも関わりが深く、「幼虫」は若葉を食樹にしていますよ。 (^_^)


H18年4月・H20年10月 砧公園、浜離宮、他 
撮影者:梅本浩史