和名 : イヌシデ
別名 : シロシデ、ソロ、ソネ
科名 : カバノキ科
学名 : Carpinus tschonoskii
分布 : 本州〜九州、朝鮮半島、中国


 「犬四手」(イヌシデ)は、標高の低い山や雑木林、庭公園や盆栽などで見られる、とても身近な樹木です。イヌシデよりも、「耐寒性」のある「アカシデ」や「クマシデ」、「シラカバ」などと、同じ「カバノキ科」の樹木ですね。(^_^)

 「犬四手」は、アカシデとよく似ていますが、若枝や葉、果穂の柄などに毛が多く見られます。葉の先端は、アカシデのように細長く尖る事はありません。

 名前の由来は、果穂が垂れる姿を、しめ縄などに付けられる「紙垂」(しで)に見立てたものと云われます。

 イヌシデの一番の魅力は、木肌にあります。滑らかな網目模様や縞模様の樹皮は、他の樹木の中にあっても、ひと際目立つ存在です。

 其れは、まるで美しい彫刻か、ブロンズ像を見ているかのようです。(^-^=)


 
平成18年・20年 木場公園、皇居東御苑、小石川
撮影者:梅本浩史



イヌシデの樹皮には、網目模様が見られる。
雑木林にあっても、他の樹木より目立つ。

イヌシデの葉や若枝には、全体的に毛が多い。
成長しても、葉表の側脈の間には、毛が残る。
イヌシデの果穂は、やや粗くて大がらな印象。
アカシデよりも大きな翼状の果苞がつく。
   緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「イヌシデ」