和名 : テリハボク
科名 : テリハボク科
(旧オトギリソウ科)
方言名 : タマナ、ヤラボ、他
中国名:琼崖海棠、胡桐
学名 : Calophyllum inophyllum
分布 : 小笠原・沖縄地方、
台湾~東南アジア


 「テリハボク」(照葉木)は、小笠原や沖縄方面で、ごく普通に見られる常緑広葉樹のひとつ。大きいものでは、樹高20mくらいに成長します。

 潮風に強い事から、小笠原や沖縄方面では、防風林・防潮林として、古くから利用されて来ました。残念なことに、近年では、大木や老木の数が、激減しているそうです…。


 ハワイでは、「カマニ・ツリー」(Kamani Tree)と呼ばれ、神殿の周囲にも植栽される「神聖な木」。葉や種子の油は、熱中症や日焼け止めなどにも用いられる、「有用木」なんですよ。(^-^=)


 現在でも、種子から採れる油は、「薬用」(外用)に用いられ、「化粧品」などにも配合されています。また、「灯用」にも利用されました。


平成14年9月  タイ・チェンマイ、沖縄県・宮古島、他
撮影:梅本浩史


宮古島の街路樹として植栽された「テリハボク」
テリハボクの花

 小笠原では、本種の幹をくりぬいて作る「カカ」と云う打楽器がある。たたくバチの方には、「ギンネム」の棒を用いるとのこと。

テリハボクの実 テリハボクの若い葉

テリハボクの果実も、水に浮く性質があり、海流にのって分布を拡げる。「海流散布型」(水散布)の種子。


テリハボクの植栽・タイ北部 テリハボクの植栽・タイ北部

タイ北部、チェンマイにある寺院で見掛けた、「テリハボク」の植栽例。神聖な場所ゆえ、端整な姿が映える。