和名 : オオバネムノキ
中国名 : 山槐(山合歡、白夜合)
学名 : Albizia kalkora
科名 : マメ科
分布 : 九州(宮崎)、中国、インド、
東南アジア(ミャンマー、ベトナム、他)


 オオバネムノキは、あのネムノキの仲間で、亜熱帯や熱帯地域に多く見られる、マメ科の落葉高木。日本にも、九州の一部で自生しています。

 環境省のレッドデータブックでは、「絶滅危惧IB類(EN)」( 近い将来、絶滅する危険性が高い種)に指定される、貴重な樹木の一つです。

 近縁種には、非常によく似た「ビルマネム」(Albizia lebbeck)があります。中国では、「闊莢合歡」と呼ばれ、別名を「大葉合歡」と書く事から、稀に、「オオバネムノキ」と混同されてしまうケースも見られます。(※ 合歡 = ネムノキ

 「オオバネムノキ」と、「ビルマネム」では、花蕾の形状や、小葉の形状、豆果の特徴などが、若干、異なっています。

 それらの特徴以外は、酷似していて、「瓜二つ」。以前、オオバネムノキの葉柄に、付属物がある事に気付き、区別するのに使える♪ と、喜んでいたのですが、ビルマネムにもあって、ガッカリ…した思い出があります。(^_^;
 

平成21年10月・22年6月15日  浜離宮恩賜庭園
撮影者:梅本浩史

珍しい木なので、「ネムノキ」の「白花」かと思ってしまう人も多い。ネムノキの細かな小葉とは違って、大きな葉を持つ。
「オオバネムノキ」は、やや大きめの偶数羽状複葉が、整然と並ぶ。葉全体は、やや垂れ下がった感じで、枝先に集まる。
「オオバネムノキ」の花蕾には、「ビルマネム」の花蕾のような「縦の割れ目」や凹凸はなく、表面は、とても滑らか。
「オオバネムノキ」の葉は、2回偶数羽状複葉。(※ 白線で囲んだ部分が、一枚の葉を構成する。)

小葉は、前方にややカーブする。葉裏は、「緑白色」で、「網状脈」(※ 網目状の葉脈)が目立つ。
「豆果」は扁平で、熟すと、焦げ茶色っぽい褐色となる。近縁種の「ビルマネム」の「豆果」とは、随分と異なる印象。

「オオバネムノキ」の樹冠には、咲いたばかりの「白い花」と、盛りを過ぎた「黄色い花」が、優雅な「花霞」を展開する。 
 
  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「オオバネムノキ」