和名 : ネムノキ (合歓の木)
別名 : ネム、ネブノキ、ネブ
学名 : Albizia julibrissin
英名 : Persian Silk Tree
科名 : マメ科
分布 : 本州(東北以南)〜沖縄、
朝鮮半島、中国、東南アジア、インド、他


 ネムノキは、日本を北限とする暖地〜熱帯地方に分布するマメ科の樹木。夜間に、「就眠運動」で葉っぱが閉じてしまう様子や、美智子皇后様が、高校生時代に作詞なされた、「ねむの木の子守歌」でも有名です。

 ネムノキは、春の芽吹きの頃、他の木々が次々に、新葉を活発に展開し始める中、の〜んびりとして、なかなか新芽を出さない「マイペースな木」としても知られます。

 尚、中国では、「合歓(木)」、「絨花樹」、「馬纓花」、「夜合(樹)」、「合昏」など、様々な異名を持っています。成長も早く、耐乾性・耐暑性・耐寒性などもある事から、現地では街路樹にも採用されます。

 亦、漢方薬では、「合歓皮」と称して、不眠や抑うつ、食欲不振などの際に、ネムノキの「樹皮」を煎じて用いる他、入浴剤としても利用されます。(^-^

 尚、日立グループのCMでも、すっかりお馴染みの木、「この〜木、なんの木♪ 気になる木♪」は、近縁種の「アメリカネムノキ」(Albizia saman)を指しています。


平成21年6月19日  目黒自然教育園、木場公園、船の科学館、他
撮影者:梅本浩史

一般には、夜間に小葉が閉じる姿から、「眠る」と云う意味で用いられますが、本来は「合歓」の文字の通り、

夜間に「男女」が「抱擁」し、交わる姿に見立てて、「夫婦和合」を表わす「縁起木」でもあります…。(^_^=)


嘗ては、ネムノキの「葉」を採取し、乾燥させてからすり潰し、「抹香」の材料として利用した。


ネムノキの「冬芽」は、「陰芽」(いんが)と云って、芽自体が枝(葉枕)の中に隠れた状態で、静かに越冬する。


ネムノキの葉の表面には、光沢が無く、細かな小葉が無数に並ぶ。小葉が集まって、一枚の葉となる「2回偶数羽状複葉」。

尚、テレビCMでも有名な、「日立の樹」としても知られる「アメリカネムノキ」は、小葉も樹冠も、ネムノキより遥かに大きい。



↑ 葉っぱが、濃い赤紫色の品種 「サマーチョコレート」。

↑ 葉柄には、花外蜜腺があり、蟻などを誘引する。
ネムノキの樹皮は、幼木〜老木に成長しても、木肌は、とても「滑らか」。皮目は、樹皮表面にいつまでも見られる
  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「ネムノキ」