和名 : アデニウム 
別名 : 砂漠のバラ
科名 : キョウチクトウ科
学名 : Adenium obesum
原産地 : 東アフリカ〜アラビア南部

 アデニウムは、「砂漠のバラ」と云う、別名でも知られる多肉植物。キョウチクトウ科の植物で、「多肉種」と云うと、少し珍しい印象がありますよね。

 英名で、デザートローズ(Desert Rose)と呼ばれるだけあって、バラ科の「薔薇」にも引けを取らぬ、優美さがあります。

 本種は、アフリカ方面が原産なのですが、どういう訳か熱帯アジアを旅すると、「花キリン」同様、よく出会う園芸植物の一つです。其の場合、右の写真の様に、美しい大鉢を用いて「盆栽風」に仕立てられているのが、通例になっています。

 此のように、見事に仕立てられたアデニウムの姿を拝見すると、此の鉢を丹精こめて仕立てる、専門の職人さんが居られるのだろうな...と、敬服してしまいます。

 盆栽では、「樹」と「器」(鉢)が一体となって観賞価値を高めます。此の両者の「調和」と「バランス」を取る事に、多くの方々が苦心するのですが、此れを「鉢映り」と呼んでいます。

 熱帯アジアで見る「アデニウム盆栽」は、何れも鉢映りがよく、植物が引き立っています。

平成19年10月 ベトナム・ホーチミン市
撮影者:梅本浩史



ベトナム統一会堂に飾られた「アデニウム」

 

  原産地の乾燥に耐える為、茎は肥大・多肉化している
  強い陽射しと乾燥地に順化し、葉は「トベラ」のようです
激戦地となった宮殿周囲も、今は静かな緑に包まれる
宮殿裏の芝生地には、「アデニウム」の鉢が整然と並ぶ

サイゴン陥落の象徴として有名な旧南ベトナム大統領府
統一会堂 (トンニャット宮殿)

   緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「アデニウム」
  緑の絵画館