和名 : モリシマアカシア
英名 : Black Wattle
科名 : マメ科
学名 : Acacia mollissima
   (Acacia mearnsii)
分布 : オーストラリア南東部、
タスマニア原産

 モリシマアカシアは、オーストラリア原産の常緑高木。春に咲く、あの「ミモザの花」の仲間です。

 駅前の広場や緑道、庭公園の樹木や、シンボルツリーとして植栽される「ミモザ」の仲間と云えば、「銀葉アカシア」や「房アカシア」などを、よく思い浮かべます。

 しかし、3月の花の盛りを過ぎて、随分と経った5月の或る日、街で満開を迎えている「ミモザの花」に、出会う事があります。

 この花は、きっと「モリシマアカシア」の花でしょう。花色は、とても淡い黄色をしていて、遠くからだと、やや白っぽく見えます。

 日本に初めて導入されたのは、1902年頃と云われます。其の後、林業目的で造林され、九州でも各地に植林された歴史がありました。成長は旺盛ですが、台風にとても弱い側面を持ちます。

 現在では、其の多くが衰退し、姿を消しましたが、長崎県の天草には「天然更新」を続ける「モリシマアカシアの森」が、今も残されています。

H20年5月25日・H23.5.3 千葉県館山市、船の科学館、他
撮影者 梅本浩史
モリシマアカシア 樹皮
葉っぱは、2回偶数羽状複葉で、フサアカシアに似る モリシマアカシアに咲く、ポンポン状の花は、とても淡い黄色
モリシマアカシアの花
「モリシマアカシア」の樹皮には、高濃度の「タンニン成分」が多量に含まれており、其の「有用性」が近年、見直されて来ている。

南アフリカなどでは、計画的に本種の植林が行われており、タンニン抽出の他、建築材や製紙用パルプ材としても利用する。