和名 : ムクノキ

科名 : アサ科(ニレ科)
別名 : ムク、モク、ムクエノキ
学名 : Aphananthe aspera
分布 : 本州(関東以西)~九州、中国、朝鮮半島


 「椋の木」(ムクノキ)は、樹高が20mほどに育つ落葉樹。秋には、黒紫色に熟した甘い果実が実り、野鳥たちが沢山集まります。

 ムクノキは、成長すると、熱帯地方の樹木によく見られる、板状の根っこ「板根」(ばんこん)になる性質があります。

 樹形や葉っぱは、ケヤキに似ていますが、ムクノキは真っすぐに伸びた幹の「高い位置」で、扇状に枝分かれします。

 ムクノキの「葉っぱ」は、乾燥させて、漆器や象牙、木材加工品の仕上げに用いる「紙やすり」として利用した歴史があります。その為、「木工」(むく)や、「杢」(もく)が、和名の由来とも云われます。

 ムクノキの樹皮は、粗い短冊状や帯状となって、薄く剥がれる特徴がありますから、椋の木かどうか迷った時は、樹皮の表面が「剥ける木」=「ムクの木」、と覚えると判り良いですよ。 (^_^)


H16年10月・H20年4月・9月 小石川後楽園、大国魂神社、他 
撮影者:梅本浩史




  ↑ 春、新緑の頃は、清々しい黄緑色の葉色も映える



   ↑ ムクノキの根株は、板状に分厚く隆起する「板根」


   緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「ムクノキ」
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