和名 : ヤマユリ
科名 : ユリ科
学名 : Lilium auratum
分布 : 本州
(近畿地方以北)

7月〜8月頃、山地や丘陵で見掛ける事の出来る、最も優美な百合が「山百合」の花です。先日、鎌倉は極楽寺周辺を散策していますと、斜面にひっそりと佇んでいる山百合を見付けました。

清楚で控え目な美しさを誇る「笹百合」とは、何処か対照的な雰囲気をもつ「山百合」。其の大きく反り返る、華麗な花弁には、赤褐色の斑点と、黄色の中心線が入ります。最も特徴的なのは、強い芳香をもつ事。其の香りは、周辺に居て驚く程しっかりしたものです。

この香り良く、豪華な容姿を持つ「山百合」を好んだ日本人は、江戸時代後期より、多くの品種改良が為されました。其れ以前は、薬用や食用に用いられるのが主だったようです。其の芳香に誘われて、ふと「山百合」に出逢う機会があると、素適ですね。


平成13年7月10日 国立博物館附属自然教育園  撮影:梅本浩史