和名 : カタクリ
別名 : カタカゴノハナ
科名 : ユリ科
学名 : Erythronium japonicum
分布 : 北海道、本州、四国、九州


 「片栗(カタクリ)」は、落葉樹林の林床に自生する「早春季植物」(スプリングエフェメラル)。自分の上の樹木たちが枝葉を繁らせる前に、葉を展開し、開花、結実を迎えます。そうして他の植物が繁り出す頃には、すっかり姿を消してしまいます。

 其の後「片栗の種」は、蟻のさなぎと似た香りを出して、蟻は其れを巣へと運びます。そうして発芽した苗は、7〜8年の長い年月を経ながら、やっと其の花を咲かせるのです。日本人的な感性で捉えると、実に味わい深き花と言えましょう。

 筆者は、此の可憐で命の短い「片栗の花」を見る度、胸の奥に温かな想いを感じずにはいられなくなります。早春の山野に、僅かな時間だけ現われる「花の妖精」ではないでしょうか。
(^-^)


平成13年3月25日 神代植物公園、津久井郡城山町
平成16年4月22日 箱根湿生花園 撮影:梅本浩史
こちらは
清楚な雰囲気が魅力的な
白花カタクリ