和名 : ヒペリカム・ヒドコート
別名 : 大輪キンシバイ
学名 :
Hypericum patulum cv. Hidcote
(Hypericum calycinum cv. 'Hidcote')

科名 : オトギリソウ科 ( 園芸品種)


 「ヒドコート」は、あの「キンシバイ」や「ビョウヤナギ」の仲間。花の数、大きさ、草丈、どれをとっても見事な容姿を兼ね備えています。

 あの穏やかな印象を持つ「キンシバイ」が、「母種」とされますが、こちらは豪快に咲き誇ります。大規模な花の景観を修景し得る、造園樹種ですね。(^-^=

 此の「ヒドコート」と同じく、近年よく植栽されるものに、丈のとても低い「ヒペリカム・カリシナム」(西洋キンシバイ)があります。(※ 海外では、本種をカリシナムの園芸品種とする見解もある。)

 1998年頃、街路樹調査をしていると、其の「カリシナム」が、「さび病菌」に罹病して、大ダメージを受けた姿を目にしました。でも、同属の「ビョウヤナギ」や本種は、まったく元気…。

 どうして…?と思いながら、或る日、東京農大の濱野助教授(当時)と、雑談を交わしている際に、会話の中で「原産地」が異なる事に、ふっと気付いたのでした。

 改めて「生物多様性」の不思議さ、そして大切さを認識させられた思い出の一つです。


平成13年6月11日・22年6月 隅田川テラス、猿江恩賜公園、他 
撮影:梅本浩史

ヒペリカム・ヒドコート

本種の学名は、一般にHypericum patulum cv. Hidcoteとされていたが、最近の海外サイトでは、
Hypericum calycinum cv. 'Hidcote
'とするものも見られる。つまり、カリシナムの園芸品種
との扱いになっている点は、今後も注目したい。


↑ 一面に植栽された、「ヒペリカム・ヒドコート」の風景


↑ 「ヒペリカム・カリシナム」(西洋キンシバイ)と、「さび病菌」にやられた葉っぱの様子

  緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「ヒペリカム・ヒドコート」