和名 : クロバナロウバイ
別名 : アメリカロウバイ
学名 : Calycanthus fertilis
(C. floridus var. glaucus )
科名 : ロウバイ科
分布 : 北米(南東部)原産


 「黒花蝋梅」(クロバナロウバイ)は、まるで「チョコレート」のような色をした花が咲く、北米原産の落葉低木。

 春先に、よく見かける「蜜蝋細工」のような、黄色い花の「蝋梅」(ロウバイ)とは、此れまた、随分と雰囲気が異なります。

 本種は、北米が原産地なので、中国原産の「ロウバイ」とは、花色や形状、花期などが違います。黒花蝋梅の仲間には、他に「C. occidentalis」や、「C. mohrii」等が知られています。花の芳香が良いもの、一回り大きな花が咲くもの等、色々です。

 中国では、此の黒花蝋梅と「ナツロウバイ」を、人工的に交配した、とても珍しい蝋梅の研究報告も見られます。

 黒花蝋梅の黄花種「アテネ」(C. floridus 'Athens')の花には、「バナナ」や「苺」を混ぜたような、とても甘く強い芳香があります。5月を迎えて、北鎌倉の「円覚寺・松嶺院」を訪ねると、本種の「不思議な香り」を、楽しめるかも知れませんよ。(^-^=

 黒花蝋梅は、珍しい花色ですが、日本人の感性では、此の花を「茶席」の「茶花」として用いたりも致します。見れば見る程に、味のある「個性派俳優」の如き花木です。


平成13年5月5日・21年5月30日  鎌倉・円覚寺、大船、向島、他
撮影者:梅本浩史



秋を迎えた「クロバナロウバイ」の様子。

とても明るい印象の「黄葉」が見られます。

クロバナロウバイの仲間には、特徴のある品種や変種も見られる。芳香が優れており、「Carolina Sweetshrub」とも呼ばれる。


   緑の絵画館 : 私の植物図鑑 「クロバナロウバイ」