和名 : ムサシアブミ(武蔵鐙)
科名 : サトイモ科
学名 :
Arisaema ringens
分布 : 本州(関東以西)、四国、九州、沖縄

「ムサシアブミ(武蔵鐙)」は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草。一度目にすれば、誰もが忘れられなくなる・・・そんな「特異な形状」をしています。此の「テンナンショウ属」の仲間には「浦島草」や「蝮草(マムシグサ)」「耳形天南星」等が挙げられます。

何れも「仏炎苞」の中に「肉穂花序」を持つという独特な容姿をしています。見方を変えると「コブラの頭!?」みたいで、少し恐いかもしれませんね。
(^-^;)

此の「武蔵鐙」の名は、昔、武蔵の国で作られていた「鐙(あぶみ)」に似ている事に由来します。「鐙」は、乗馬の際に足を掛けておく「馬具」の事。云われてみると、なるほど見たことあるな・・・と納得。
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筆者が始めて本種を見たのは、小石川植物園での事。縦に白色の筋の入る此の美しい「仏炎苞」には、すっかり魅了されました。其の昔、北海道旭川市の山林で「高麗天南星」と出会った時と同じく、偉大なる「自然の造形美」に出逢うと、深い感銘を受けます。(^_^)

平成15年4月下旬  箱根湿生花園、鎌倉他 撮影:梅本浩史