和名 : クズ
別名 : クズバイン、マクズ  
学名 : Pueraria lobata
科名 : マメ科
分布 : 日本全土

「葛(クズ)」は、日本各地で見る事の出来る、非常に逞しい植物です。知らない人は、まず居ないと言えるほどで、其の繁茂する姿は、他を圧倒しています。其の為か、時に「厄介者」の代名詞としても数えられます。

そんな本種ですが、私たちに馴染みの深い、「秋の七草」の一つに数えられております。また、其の強健さを買われて、他国にまでも進出しています。例えば、中国では砂漠化を抑える為に本種が用いられたり、アメリカでは牧草として本種が持ち込まれた過去があります。

本種の名の由来は、奈良県吉野地方に嘗て「国栖(くず)」と言う国があり、其処が有名な「葛粉」の産地で、京都などへも行商に来ていたそうで、其の地名が名前になったとされます。

根のでんぷん質は「葛粉(本葛)」として。また、「葛根湯」は「風邪薬」に利用し、「茎」の繊維は「葛布」に利用します。甘い香りが魅力の花も、じつは「二日酔い」に用います。こうして見ると、とても有用な植物である事が、理解出来ますね。
(^-^)

平成14年9月3日 都内、向島百花園にて 撮影者:梅本浩史