和名 : ナンバンギセル
別名 : オモイグサ
学名 : Aeginetia indica
科名 : ハマウツボ科
分布 : 日本全土

「南蛮煙管(ナンバンギセル)」は、不思議な植物。南蛮と付きはしますが、日本の植物であって、古くは万葉集においても「思い草」の名で登場している植物です。長〜い花柄の先に、筒状の花冠がつく姿は「煙管(キセル)」の様であり、辺りに不思議な情緒を感じさせます。

本種の持つ、隠された特徴のひとつに、「寄生植物」である点が挙げられます。本種は、ススキや、ミョウガなどに寄生して過ごす「ハマウツボ科」の一年生寄生植物なのです。「ハマウツボ」自身も、海岸付近で「カワラヨモギ」などの根に寄生して生活しています。

「寄生」は、「宿主」から直接栄養を奪い取る特徴があり、其の点で「着生」とは随分と性質を異にします。本種を撮影した「向島百花園」では、ススキに寄生する姿を撮影する事が出来ました。 ススキの下に佇み、今日は何を「思う」のでしょうか・・・。
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平成14・17年 8月下旬 都内、向島百花園にて 撮影:梅本浩史